第5回目は、RPAツールで
「働きづらさ」改革をされたお客様の導入事例をご紹介します。
突然ですが、皆さんはどんなときに「働きづらさ」を感じるでしょうか?
仕事中に思わずため息が出る「働きづらさ」は、
以下のような状況から生まれることが多いようです。
・毎日決まった時間にやらなければいけない作業がある
・ミスが許されない数値集計業務
・毎日処理が必要でお休みの時は誰かにお願いしなければならない
・なかなかその仕事の辛さを理解してもらえない
ここから生まれる「働きづらさ」は、傍から見たらわからないもの。
実際にその作業を行なっている人にしか分からない辛さが原因となっているかもしれません。
最近、RPAを利用することで、
このような現場の業務のストレスから解放されたという声をよく聞きます。
RPAの効果としてよく取り上げられるのは、
「年間〇〇〇時間削減に成功」
といった大きな効果、大きな業務を自動化しないと
費用対効果が見込めないと思われるかもしれません。
しかし、実は小さな業務の自動化でも
「働きづらさ」解消にとっては大きな効果がある場合があります。
採用コストは案外大きいので、人が辞めないということは会社にとって
大きなメリットになるのではないでしょうか。
では、そんな現場の「働きづらさ」を解消した事例を具体的にご紹介しましょう。
➀ 新入社員Aさんの例: 会議資料作成のために1人8時出社
新入社員のAさんは毎朝9時に開かれる会議の資料作成のために、
毎朝8時に出社していました。
ただ、会議資料作成と言っても作業は社内システムから
前日のデータをダウンロードし、Excelで定型加工するだけ。
このルーチンワークのためだけに、
Aさんは毎日1人、1時間早く出社していたのです。
RPAが会社に導入されるという話を聞いたAさんは、
この業務を自動化したいと思いました。
そして、見事自動化に成功。
結果、誰も居なくてもロボットが作業を行い、
朝9時前にはメールで社内に資料が届く状態にすることができました。
寝ることが大好きな私にとっては
朝の1時間は夕方の1時間と比べものにならないくらい大事なので、
Aさんの立場ならどれほど大変だったかと思います。
Aさんもやはりこの『朝、自分一人だけ1時間早く来る』
という状況に非常にストレスを感じていたそうです。
仕事は好きだし、新人じゃなくなれば解放されるかもしれないしなあ・・・
と誰かに言えるわけでもなくモヤモヤしていたそうで、
不満が大きくなる前に解消されてよかったと、とても喜んでいただきました。
➁ 営業マンBさんの例: アタックリスト作成でヘトヘト
今度は営業マンBさんの事例です。
皆さんの会社では営業マンが新規商談を作るためのリストは
どうやって用意していますか?
「データバンクからリスト購入します!」
という手もありますが、
営業マンが自分の手でリストアップするという場合も多いのではないでしょうか。
この場合、よく営業マンから聞く悩みは
「とにかく時間がかかる!」だけでなく、
「リストアップだけでも大変なのに、
他の営業マンのリストと被らないようにお互いチェックしなければいけない。」
というものです。
もちろん、営業マンの仕事は商談をし、契約をとることなので、
こういった事務作業にはあまり工数を取られたくありません。
実際、昼間にデスクにいると上司の目が怖いし・・・
でも作業はしなければならないし・・・
とストレスだったそうです。
そこで、RPAのWeb上から情報を収集する
スクレイピングという機能を使ってアタックリストを自動作成し、
各営業マンにリストを分配するようにしました。
これなら、リストアップの工数もダブりがないかのチェックの手間もかかりません。
Bさんは以前よりも提案書の作成に力を入れたり、
営業チーム全体で作戦会議の時間を十分にとったりと、
案件獲得に注力できるようになりました。
メイン業務にじっくり向き合えるって個人にとってもチームにとっても大事ですよね。
無駄な工数はなるべく減らして成果に結びつく業務に集中できる環境になったので、
働きやすくなった!と喜んで頂きました。
働き方改革だけでなく、働きづらさ改革も進めよう!
今、多くの会社で働き方改革が進められており、
長時間労働をなくそう!自由な働き方を進めよう!
という流れが起こっています。
ただ、現場が「働きづらさ」を感じるのは長時間労働だけではありません。
「働きづらさ」を感じる原因となるのは、仕事のボリュームだけではなく、
その業務の担当者が何にストレスを感じるのか、
という千差万別の悩みによるのかもしれませんね。
ロボットが担当者の代わりに業務を行うことで日々のストレスを解消し、
社員の皆様に生き生きと働いてもらうことが会社のためになると思います!
弊社では「どんな業務が自動化できるのか?」
「本当にロボパットが活用できるのか?」
といった疑問解決のお手伝いをいたします。
「こんな難しそうなことできるのかな?」
「どうやって進めていけばいいのかな?」
という方はぜひ一度ご相談ください。