一気に暑くなってきましたね。
日本の爽やかな季節は本当に短く、湿度の高い日本の夏はもうすぐそこまで来ています。
効率よく全力で働いて、定時に上がって、冷たいビール!
今年はそんな夏を目指している光田です。
さて、大きな展示会を来週に控えている名古屋ですが、
この展示会でも、雑誌でも見ない日はないのではないかというほど目にする
「業務効率化」や「DX」という言葉。
営業で皆様にお会いする中で、
「やらなければならないと感じているけれど、実際何から始めていいのかわからない。」
「自社に必要な業務効率化が分からない。」
といったお声を本当によく伺います。
業務効率化=DX=何かシステムを入れること
なんとなく、皆さんそう考えていらっしゃいませんか?
これは、半分合っていて、半分間違っていると最近よく感じます。
確かにシステムは、皆様のお仕事を画期的に変える可能性があります。
「無駄な入力がなくなった」
「ゴールまでの作業が半分になって、作業工程が短くなった」
など、その仕事に特化したシステムは、皆さんのお仕事を大いに助けてくれるでしょう。
この部分が、“半分合っている”という点です。
では、“半分間違っている”のはどこでしょうか?
それは、目的が「システムを入れること」になってしまう場合です。
目的を「業務効率化」とする場合、
「業務効率化=DX=何かシステムを入れること」としてしまうと、
本来の目的が「システム導入」になってしまう恐れがあります。
システムありきの業務効率化は、かえって仕事を増やしてしまう可能性すらあります。
もし、そのシステムを使うために、システムに入力するための数字を作る作業が発生してしまったら、
結果として業務が増えてしまうことになります。
これでは本末転倒ですね。
業務効率化の成功のカギは、まず社内の問題点を徹底的に洗い出すことです。
- 入力作業が多くて、本来の業務に集中できない
- 細かい作業が多すぎて見落としや誤入力が発生し、ミスをカバーするための時間がかかる
- 管理が行き届いておらず、ロスが多い
- ワークライフバランスが悪く、人がすぐに辞めてしまう
など、一見システムでは解決できなさそうなことでも構いません。
問題点が見つかったら、「なぜそれが起きるのか」を細かく原因究明していきます。
原因を探る中で現場の声を聞いていくと、
「その要因を解決する手立てとして、ぴったりのシステムがある」
という場面が出てくるかもしれません。
そのとき初めて、システムの導入が“手段”として浮上するのです。
システム導入は、あくまでも問題解決の手段であって、目的ではありません。
私事で恐縮ですが、私自身も自分の業務を効率化しようとするとき、
「ロボパットで自動化するにはどうしたらいいか」と
あーでもない、こーでもないと何時間も考え込んでしまうことがあります。
でも、家に帰ってふと、
「目的は業務を効率化すること」
だから、「この部分はロボットじゃなくてもいいのかも!」
と思うことがあるんです。
そう考えると、正しい公式は
【業務効率化=DX⇒何かシステムを入れること】
なのではないかと思います。
【業務効率化=DX⇒何かシステムを入れること】のスタートは、問題点の洗い出しにあると私は思います。
- めんどくさいこと
- やりたくないこと
- 困っていること
など、ぜひ一度、部署単位などで話し合ってみてはいかがでしょうか?
インフィニティーシーズでは、座談会形式で皆様のお困りごとをざっくばらんにお聞かせいただく
「RPA活用の可能性を探る座談会」を承っております。
まずは業務効率化の第一歩として、お気軽にご参加いただければと思います。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお声がけください。
お待ちしております。